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レンタカーを借りて、モレイン・レイク方面へ



この日は、朝早くからバンフ・スプリングス・ホテルにあるHertzレンタカーの営業所に出発前に予約しておいた車を取りに行きました。予約したレンタカーは3日間で250ドル、私たちの直前に当日契約をしていたカップルは、なんと1日で200ドルも要求されていました。
また、バンフ・スプリングス・ホテルでは前日に足を運んだレイク・アグネスのティーハウス建設当時の写真が飾られていました。

これが借りた車。ミディアムサイズと予約したのに3000ccのフォード・トーラスSEでびっくり。昼食とおやつのミニキャロットをSAFEWAYで購入です。

トランス・カナダ・ハイウエイ脇の駐車場で、早くも一休み。この日もキャッスル・マウンテンがよく見えました。休憩もそこそこにラーチバレーへのトレッキング起点となるモレイン・レイクへと向かいました。

レイク・ルイーズ手前を左へ、走る車もまばらな道を10キロほど進み、モレイン・レイクへ到着。モレイン・レイク・ロッジのフロントに足を運び、ラーチバレーの状況を片言の英語で聞き、答えは「OK」、でもトレッキングコースへ向かうと「熊、出没により立入禁止」の帯があって山には入れませんでした。

ラーチバレーへのトレッキングをあきらめ、短い距離ですが、モレイン・レイクに流れ込む川まで歩いてみました。それにしても雪解け前で湖にはほとんど水がありませんでした。
やっと暖かくなってきたのでしょうか、湖の周りでは柳が芽吹いていました。

一旦、ロッジまで戻って案内板でトレッキング可能なコースを探してみたところ、ラーチバレーとは反対側にコンソレーション・レイクへ向かうトレッキングコースがあったので、行ってみることにしました。途中のビューポイントからモレイン・レイクとテン・ピークスが間近に見えました。

トレッキングコースに入ってすぐ、コースは一面の雪に包まれました。本当にたどり着けるのかという不安もありましたが雪の上に残る足跡に沿ってどんどん歩いて行きました。

森を抜けると突然、目の前がひらけました。広い雪原には川が流れているのですが湖は見えません。雪を踏み抜くたびに雪の下は湖?などという不安がよぎったのですがさらに歩き続けたところ、コンソレーション・レイクへたどり着くことができました。

コンソレーション・レイクは山に囲まれた静かな空間でした。この湖にたどり着いた旅行者たちは湖の周囲に点在する岩の上でそれぞれの時を刻んでいるようでした。また、時より周囲の山からは雪崩の音が聞こえ、実際にその様子を見ることもできました。

さすが、山の天気というべきなのでしょうか、出発前には青く輝いていた空が黒い雲に覆われてしまいました。そして雷。雨が降り出さないうちにモレイン・レイクへと戻りました。また、後から気が付いたのですが写真に写っている遠くに見える山はテンプル・マウンテンだったのです。裏から見ると全く違った小さな山に見えました。

コンソレーション・レイクから戻った私たちは車でサムソン・モールに立ち寄って、少々買い物してからバンフへ帰ることにしました。コンソレーション・レイクはサムソン・モールから見える山の向こう側にあるなんて、なんだか不思議です。

バンフの街に戻ったのは午後6時だったのですが、日が沈むまでは3時間もあるので、街の東にあるフー・ドゥーを見にトンネル・マウンテン方面へと足を運びました。どうしてここにだけ?と思えるように土でできた柱がそびえ立っていました。

明日は、アルバータ州からブリティッシュ・コロンビア州のヨーホー国立公園へ向かいます。それにしても今回のカナダはまだまだ夏が遠いと思い知らされたようです。